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当院副院長・成田凛太朗が研究論文を発表しました|骨が足りなくてもインプラントを諦めないために
2026/07/22
こんにちは、市川おとなこども歯科口腔外科・矯正歯科です。
このたび、当院副院長の成田凛太朗が、骨再生に関する研究論文を国際学術誌 Oral Science International に発表しました。
「骨が足りない」はよくあるお悩みです
インプラント治療や親知らずの抜歯後、こんなことを言われた経験はありませんか?
- 「骨が薄いのでインプラントができない」
- 「抜歯後に骨が痩せてきているので、将来的に補う必要がある」
歯を失ったり、親知らずを抜いたりすると、その部位の骨は時間とともに少しずつ吸収されて痩せていきます。インプラントは顎の骨にしっかり固定することで機能する治療法のため、骨の量と質の確保がすべての土台になります。骨が不足している場合は、インプラントの前に骨を補う「骨造成」が必要です。
従来の骨移植は、患者さんへの負担が大きかった
これまでの標準的な骨造成は、腰(腸骨)やすね(腓骨)から骨を採取して移植する「自家骨移植」でした。効果は高い一方で、採取部位への別途手術が必要で、術後の痛みや合併症リスクも伴うため、患者さんにとって大きな負担でした。
新しい骨再生技術:綿状人工骨+骨髄細胞
今回の研究では、綿状の人工骨(β-TCP/PLGA)に骨髄細胞を組み合わせて移植するという新技術を検証しました。
綿状人工骨は柔らかく形態への適応性が高いため、親知らず抜歯後の不規則な骨欠損部やインプラント予定部位の骨欠損にもしっかりフィットします。そこに骨を作る細胞のもとを含む骨髄細胞を組み合わせることで、骨の再生力を大幅に高めることが期待されます。
マウスでの実験では、骨髄細胞を組み合わせたグループは人工骨のみのグループと比較して、骨密度が約1.5倍に増加(846 vs 578 mg HA/cm³、p<0.05)し、顕微鏡でも明らかな新生骨の形成が確認されました。
患者さんへの恩恵
この技術の最大のポイントは低侵襲であること。腰やすねへの手術が不要になるため、身体への負担を抑えながら骨造成が行える可能性があります。
- 親知らず抜歯後の骨欠損部への応用
- インプラント前の骨造成(サイナスリフト・GBRなど)
- 顎骨欠損の再建
など、幅広い場面での活用が期待されます。
「骨が足りないと言われた」「インプラントを諦めていた」という方も、ぜひ一度市川おとなこども歯科口腔外科・矯正歯科にご相談ください。現在の骨の状態をしっかり検査した上で、最適な治療法をご提案いたします。



論文情報
Narita R, et al. “Bone Regeneration Using Cotton-Like Artificial Bone Seeded With Bone Marrow Cells.” Oral Science International, 2026; 23: e70034.
DOI: https://doi.org/10.1002/osi2.70034
掲載日:2026年2月18日
筆頭著者:成田凛太朗(市川おとなこども歯科口腔外科・矯正歯科 副院長)
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