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その口内炎、本当に「口内炎」ですか?
2026/03/19
口腔がんとの違いを歯科医師が解説します
市川おとなこども歯科口腔外科・矯正歯科
院長:伊藤慎一郎(口腔外科)
「なかなか治らない口内炎がある」
このようなご相談を受けることがあります。
ほとんどの場合は
口内炎(アフタ性口内炎) ですが、
まれに
口腔がん が隠れていることがあります。
今回は 、「口内炎」と「口腔がん」の違いについて、
歯科医師の視点から分かりやすく説明します。
口内炎とは?
口内炎は、口の中の粘膜にできる炎症です。
主な原因は
- ストレス
- 疲れ
- 栄養不足
- 免疫低下
- 口の中を噛んでしまう
などです。
特徴として
✔ 白く丸い潰瘍
✔ 周囲が赤い
✔ 触ると痛い
✔ 多くは1〜2週間で自然に治る
という特徴があります。
口腔がんとは?
口腔がんは、口の中の粘膜にできる悪性腫瘍です。
発生しやすい場所は
- 舌
- 歯ぐき
- 頬の内側
- 口の底
などです。
口腔がんは、初期には 「口内炎とよく似た見た目」 をしていることがあります。
口内炎と口腔がんの違い
見分けるポイントは主に次の3つです。
① 治るまでの期間
口内炎
→ 1〜2週間で治ることが多い
口腔がん
→ 2週間以上治らないことがある
② 痛み
口内炎
→ 強く痛む
口腔がん
→ 初期は痛みが少ないことも多い
③ 硬さ
口内炎
→ 柔らかい
口腔がん
→ 周囲が硬くなることがある
特に
⚠️ 2週間以上治らない口内炎
⚠️ 繰り返し同じ場所にできる傷
は、一度専門的な診察を受けることをおすすめします。
実は「噛み合わせ」も原因になることがあります
口内炎の原因として意外と多いのが
🦷舌を噛んでしまう
🦷頬を噛んでしまう
といった「慢性的な刺激」です。
例えば
- 歯が抜けたまま
- 噛み合わせがずれている
- 歯が欠けている
- 親知らずが頬や舌側に倒れている
などがあると、
同じ場所に 何度も傷ができる ことがあります。
このような慢性的な刺激は、
口内炎の原因になるだけでなく、粘膜に長期間負担をかけることになります。
歯を失ったままにすると起こること
歯が抜けたまま放置すると
- 噛み合わせが崩れる
- 舌や頬を噛みやすくなる
- 粘膜に慢性的な傷ができる
といった問題が起こることがあります。
そのため、
🦷インプラント
🦷ブリッジ
🦷入れ歯
などで噛み合わせを回復することは、口の健康を守ることにもつながります。
当院が口腔粘膜を重視している理由
当院は口腔外科として、
- 口内炎
- 口腔がん
- 粘膜疾患
の診察も行っています。
口内炎のように見える病変でも、
✔ 本当に口内炎なのか
✔ 他の病気の可能性はないか
を専門的に診断することが大切です。
院長からのメッセージ
口の中の傷や口内炎は、誰にでも起こるものです。
しかし、「なかなか治らない」・ 「同じ場所を何度も噛んでしまう」
といった場合には、噛み合わせや歯の状態が関係していることもあります。
口腔外科では
✔ 口内炎の診断
✔ 口腔がんの早期発見
✔ 噛み合わせの改善
まで含めて診察を行います。
気になる症状がある場合は、早めにご相談ください。
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